山際澄夫のホームページ

ホタテキャンドル販売会






いつもお世話になっております。
11月5日に駒澤公園の東京ラーメンショーにいってきました。
会場が広くて「ホタテキャンドル」のブースはなかなか見つかりませんでしたが、「五福星」で尋ねると
親切に案内してくれました。
お忙しい中お邪魔して少々お話をしましたが、まずキャンドルの売れ行きの方は「普通」ということでした。
実際見ていた間は「普通」でしたが、買った上で募金箱にお金を入れていく人は多かったですね。
被災地の寒さ対策について聞くと、「いっぱい着込んでふるえてるしかないねえ」と笑っていましたが、
あながち冗談でもない様子です。
復興がまるで進んでいないこと、公的な支援は全然ないこと、などはあいも変わらずのようでした。
だから生きていくためには稼がなくてはならず、キャンドルの販売もかなり切実な動機で行われているようです。
震災直後の何もかもない時期は過ぎ、仮設住宅移動時のラック類等の支援も一段落つきましたが、
その後の「復興」についてはどうしてもまとまったお金が必要になります。そこで今後の支援の方向に
ついて迷っていることを言うと、今でも一番助かるのは食料支援だという話が返ってきました。
歌津でもコンビニはできましたが、それに続くものがなく、食品・生活用品を全てコンビニでまかなう
ことは不可能であり、今も毎日食材をそろえ、食べていくことが一苦労なのだそうです。震災から8ヶ月も
たっているのに!と言いたいところですが、現状じゃああと何ヶ月たてばその状態から抜け出せるのか、
見当もつきません。
そんな状態でも、みなさん1年後の漁2年後の漁をどうするかについて、しっかり考慮にいれた上で日々の
生活を送っているようでした。また「気にかけてもらえるだけうれしい」とも言われていました。
お話を終えた後で「五福星」でラーメンを食べました。「五福星」は震災直後に被災地で炊き出しを行い、
その時に縁ができて、今回合同での出店になったそうです。私が支援者であることが分かると、
サービスに焼き笹かまぼこをつけてくれました。大変な人混みで座るところもなく、立って食べるはめになりましたが、
身も心もとても暖たまりました。 
                               八木 亘

本日(11月6日)、ラーメンショーに行ってまいりました。歌津の皆さんのブースはラーメン販売エリアとは
別の東北地方の物品販売エリアの中にありました。先月、ホタテキャンドルの作業場に一度お邪魔させて
いただいただけなので、覚えていてくれるかどうか心配でしたが、やはり「へそ曲がり」の印象が強かった
らしく、覚えてくれていたようで安心いたしました。
ホタテキャンドルの売れ行きはまずまずとのことでしたが、5日間の日程の最終日とあって、皆さんお疲れの
様子でした。私も少しの時間、販売のお手伝い(というより邪魔)をさせていただきましたが、毎日、
人混みの中で暮らす私共に比べて、ゆったりと時間の流れていく歌津に住む方々にとっては、かなりきつい
のではないかと感じました。
ホタテキャンドルの売れ行きはまずまずとしても、本来の仕事である漁業については、依然として見通し
が立たない状況ということでした。
現在、被災地の企業の復興を助けるべく、国などが補助制度を設けて実施に移しているそうですが、
内陸の大きな企業が優先されて、南三陸にある中小企業は後回しにされている状態とのことです。
船や漁具といった収入の源となる財産が流されてしまって収入がゼロになってしまったにも関わらず、
家が残ったために固定資産税だけは払わなくてはならない、というのが現在の法律で、どうして政治家は
このような現状に目を向けないのか不思議に思います。今日も歌津のブースでは何人かのボランティアの方々が
販売のお手伝いをされてました。ホランティアは来るが、政治家はまったく顔を見せない・・・
歌津の皆さんは今晩は東京に泊まり、明日、歌津に戻るとのこと、多分2〜3日は疲れと喧騒の緊張が解けて、
ぼぉ〜っとしているのだと思います。
                              松下徳太郎
(写真は松下さん)

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